どんくんのペコペコBlog Vol.2 “とまとdeつながる ぶんじの輪” | cafemagazine

Coffee Break

どんくんのペコペコBlog Vol.2
“とまとdeつながる ぶんじの輪”

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どんくんのペコペコBlog TOPこんにちは。

第2回目のペコペコblogは、僕のエピソードから。
思い立ったら居ても立ってもいられなくなる性格の僕は、
あるときドレッド頭をしたくなりました。
※ドレッドとは、代表的な(?)ひとでいうとreggae音楽で有名なbob marleyの髪型ですね。

7年半ほどしていたので髪を切る前はお尻まである長さに。

それは、僕が住むマンションのエレベーターでの話。
最上階に住む僕がエレベーターに乗ると、
途中の階で親子
(お母さんと6歳くらいの男の子)が乗ってきました。

僕の頭に興味津々な男の子は、
お母さんに隠れながら僕のことを見ていたので、
話しかけてみたのですが返事をしてもらえませんでした。
それでもじーっと見られていたので
再び話しかけることにトライ。
ですが、やはり答えてはもらえず、見兼ねたおかあさん。

母「この子、恥ずかしがり屋で。どうしたの?お兄さんが聞いてるよ」
(少しの間があって)
男の子「えー、だって、お母さんがこの前、
このお兄さんとはしゃべっちゃだめって言ったじゃん」
僕「・・・・・・・・・・。」

その後、少しの沈黙のあと、
お母さんと僕が苦笑いしたのはいうまでもなく。
 
 

子どもって、無邪気で大人だと躊躇って言えないようなことを
ズバっといってしまうから かわいくもあるけど、
ちょっぴり怖いなぁとも思ったのでした。

 
さて、少し脱線してしまいましたが、
今回も、僕の身近にある「素敵っ!」をご紹介。

前回の自己紹介の時にも少し名前が登場していましたが、
西国分寺駅からすぐのところにあるクルミがテーマのカフェ
『クルミドコーヒー』さん。

今月9日(月)〜29日(日)までの期間限定で、
国分寺の農家・榎戸秀晃 (えのきどひであき)さんの育てた
大玉トマト麗夏(れいか)をまるごと使った
トマトジュースが提供されています。
どんどん

このメニュー開発を担当したのは、
クルミドコーヒーのスタッフ 今田順 (いまだじゅん)さん。

お二人の出逢いは、国分寺市内で認知度を高めつつある
「地域通貨ぶんじ(※1)」の
取り組みをきっかけに繋がったそう。

実は、
このトマトジュースが初めてお披露目されたのは去年6月、
2週間限定で提供されていました。 昨年、飲みに行きましたが
今年もまた期間限定で登場すると耳にしたので、
榎戸さんと今田さんにお話を伺いつつ、
今年のトマトジュースを飲みに行ってきました。
どん(写真左: 今田順さん / 右: 榎戸秀晃さん @クルミドコーヒー)
 

昨年のレシピと全く同じ分量で試作をしてみるも、
なぜか昨年の方が美味しかったような気がして
榎戸さんやクルミドコーヒーのスタッフとも何度も話し合い、
繰り返し試行錯誤したそう。

「先入観からなのか、昨年の味を越えられずに苦労しました。 でも、ちょっとした発想の転換で、新しいおいしさと出会えたような気がするのです。」 と、笑顔で話してくれた今田さん。

その発想の転換とは、
昨年は、10°Cくらいに冷やしたトマトをミキサーにかけ、
その中に冷凍の角切りトマトを入れていたようなのですが、
今年は、冷凍の角切りトマトをミキサーにかけ、
その中に、10°Cくらいのカットトマトをごろっと入れるというもの。

「8°C以下にしてしまうと、トマト本来の香りや味が失われてしまう」
という榎戸さんのアドバイスもありヒントになったそう。

「工業製品ではないので、毎年まったく同じ味を作ることはできないけれど、最高の味が出せるように努力しています。素直に色々言ってもらえて応えがいがあるし、言ってもらえて嬉しかったです。今回、自分の育てたトマトでトマトジュースを作ってもらうという僕の夢が1つ叶いました!」と、榎戸さん。

フローズンになっているため、
ひんやりとした喉越しが今の時期にぴったり。
香り高い麗夏トマトをまるごと食べている感覚にも近く、
不思議な感覚。

トマトは大好きだけど、
トマトジュースが苦手だった僕ですが、
すんごーく美味しかったです。
塩がついている方から飲んだり、
レモンを搾って飲むとまた印象が変わるので
楽しみ方もたっくさんのこのジュース。

ぜひ、みなさんもお近くにおいでの際は、
少しだけ寄り道して
クルミドコーヒーの絵本の中にいるような素敵な空間と、
この麗夏トマトをまるごと使った
トマトジュースをお試しくださいね。
どん(写真右: 今田順さん / 中央: 榎戸秀晃さん、香菜[かな]ちゃん / 右:奥様の涼香[すずか]さん)
 

実はこの日、
榎戸さんの奥様とお嬢さんも一緒に来ていただけたので
今田さんと榎戸さんのご家族でパシャリ。
香菜ちゃんはまだ8ヶ月なのですが、
榎戸さんの育てたお野菜を食べているからか
早くも舌が肥えたお嬢さんに。

お気に召さないものは
一切口にしないという香菜ちゃんでしたが、
このトマトジュースは何度もおねだりして食べていました。
それをみて、今田さんはほっとした様子。

そんな光景をみていた僕は、
なんだかとっても幸せな気持ちが
心に満ちていたのはここだけの話。

大切に育てた榎戸さんと、
その想いを解釈して大事にしながら
menuをつくる今田さんのコラボ。

もっともっとこんな風に繋がっていくことができたら、
今よりもっとじぶんたちの住む街が好きになっていけそうで
ワクワクしているさとうひろきでした。

では、また次回お逢いできる日まで。

読んでいただき、ありがとうございました☆

 

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【KURUMED COFFEE(クルミドコーヒー)】
西国分寺駅からすぐのところにあるクルミがテーマのカフェ。 メニューはじっくり時間をかけてドリップされた水出しコーヒーをはじめ、 飲み物、サンドウィッチ、マフィン、ケーキ、アイスクリームなど。 ほとんどのデザートに子ども向けサイズ(=小さいキミに)と 大人向けサイズ(=小さかったキミに)があります。

add/ 東京都国分寺市泉町3-37-34 マージュ西国分寺1F
tel/ 042-401-0321
open/ 10:30~22:30 (LO 22:00)
close/ 木曜日
web/ http://kurumed.jp/
 

【榎戸農園】
江戸時代から代々続く国分寺の農家。秀晃さんは、今年で就農9年目の11代目。 志高く、研究熱心、品評会で数々の賞を受賞している秀晃さん。 お野菜への愛情をたっぷり感じる言葉と、その姿勢に逢う度いつも刺激をくれるひと。 そして、今回の取材でセロリが好きではないということと、 にんじんは作ってはいけないと代々言い伝えられていることを教えてもらえました。

販売場所は、
にしこくマルシェしゅんかしゅんか( http://www.emalico.com/nishikoku/ )、 JA東京むさし国分寺支店ムーちゃん広場、マルイ国分寺地下1階 八百一、サミット小平上水店、ヤオコ ー立川若葉町店。
国分寺市内の小学校7ヶ所にも旬の野菜を納品しています。

※クルミドコーヒー今田さんのblogにも登場しています。
こちらも是非ご覧ください。
http://ameblo.jp/kurumed/entry-11872175540.html
http://ameblo.jp/kurumed/entry-11880039737.html

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※1 この地域通貨は、市内の人と人を「感謝の気持ち」や、「いいね!」で繋ぐ、未来への架け橋。 そんなあたたかい気持ちが広まっていけば、きっと素敵な街になると願い、集う愉快な仲間たち。 この試みから、心地よい唄と音が響いてきそうだなぁと期待に胸が膨らんでいます。

詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
 

国分寺の地域通貨「ぶんじ」
~ありがとうの気持ちを、通貨にのせて~
http://bunji.me/
 
 
 
どんくんのペコペコBlog L 
さとうひろき(どんくん)
3.24うまれ
自分という媒体を通って濾過された直感を信じ、
ココロ躍る何かを求めてアンテナを張る日々。
音楽、コーヒー、食、器、帽子、古いもの好き。
手ぬぐい、レターセット、古い切手を気ままに収集中。
夏でも冬でもビール党!
日本酒 勉強&鍛錬中。
 
 
[職場]
 くにたち野菜しゅんかしゅんか
 http://www.emalico.com/shunka/
 
 
[くにたち野菜の全てがわかるポータルサイト]
 くにたちあぐりッポ
 http://kunitachi-agri.jp/

 

※topの写真/撮影&デザイン:國立圖案室