sukemasa coffee スケマサコーヒー | cafemagazine

こだわりコーヒー(Uncompromising quality coffee)

sukemasa coffee

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浅草は花やしきのフリーフォールの近くの路地に2018年8月24日にOPENした「sukemasa coffee(スケマサコーヒー)」。

オーナーの木村さんは小さい頃から大人になったらケーキ屋さんになると決めていたそうで、実際にパティシエとなり働いていたが、室温の低い職場環境に身体を壊してしまいやむを得ず退職。ただ飲食で働く事自体は好きだったので、震災を機に自分で何かを始めようとカフェをOPENする事を目標に動き出し、料理やお酒、珈琲の勉強をしていく中で、特に”珈琲”に強い興味を持つ事に。

店名の「sukemasa coffee(スケマサコーヒー)」とは、実はオーナーのお名前「佐理(サリ)」からきており、平安時代の書の達人「藤原 佐理(ふじわら の すけまさ/さり)」が同じ名前で、ラテアートもある種「書」のようなイメージがある事や、スケマサが酒飲みでだらしないけど情に厚かった人物との事で、オーナー自身と重なる部分が多い事、加えてお店を構えた浅草には純喫茶が多いが店名はなぜか外来語が多い為、日本っぽい名前にしたかった事と、オーナー自身が着物を着て働く事にこだわりを持っていた為、和の響がしっくりくると「スケマサ」に決まったのだとか。

「着物でCOFFEE」という”和洋折中”感は、実はオーナーの着物の素材がデニムで、靴はあえてスニーカーでコーディネートしているところなどからも感じる事が出来る。また、着物の帯の”赤”が映えるように考えたと言う店内は、無機質なのにどこか暖かみがあるシンプルな作りで、壁面の一部にはワンポイントでデニムのブルーが使用されている。

コーヒー豆は、石川県金沢の「Sunny Bell Coffee」さんと2年間に渡って味合わせをし作ったスケマサブレンドを使用。その他に月替りでゲストビーンズを迎える。

コーヒーメニューには、カルピスと牛乳の濃厚な味わいに、エスプレッソが絶妙なバランスでクセになる”カルピスラテ”なるユニークなラテもあり、特に海外のお客様に人気なのだとか。

他にサイドメニューとして、元パティシエでもある木村さんのオリジナルスイーツをはじめ、チーズドッグなどの軽食も楽しめる。

浅草エリアは実はエスプレッソが飲めるところがまだ少ないとの事で、海外の観光客が多いこの場所で、和装と和のおもてなしで迎えたいと語る木村さん。“もっと女性バリスタの活躍の幅を広げたい”と、女性バリスタ限定のフリーポアラテアート選手権「Lady Barista Latte Art Cup(LBLAC)」も主催されており、同業者からの信頼も厚いコーヒーショップの誕生です。
  
※Lady Barista Latte Art Cup 2018のレポート
http://www.cafe-magazine.com/?p=32312 
 
 
 
 
sukemasa coffee(スケマサコーヒー)

Address:https://goo.gl/maps/5yHM3bQaUTS2
TEL:03-5830-7763
FB:https://www.facebook.com/SukemasaCoffee/
Instagram: https://www.instagram.com/sukemasacoffee/
Regular holiday:火曜
Time:8:00~19:00
 
※店舗情報は取材時の情報になります。
最新の詳細に関しては店舗に直接お問い合わせ下さい。
   
Interview,Writing & Photography : Takashi Inoda
 
 
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http://www.cafe-magazine.com/?cat=26