Satén養生記 第五話「ブログ書いてる場合じゃないよ」 | cafemagazine

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Satén養生記 第五話「ブログ書いてる場合じゃないよ」

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Satén養生記 第五話「ブログ書いてる場合じゃないよ」

 
徐々に追い込まれていく感覚。
今ならエアロプレスの中の豆の気持ちが分かる。ゆっくりと静かに。圧力がかけられていく。私は苦い。
オーバーextractionである。

ここ1週間で怒涛の追い込みであった。

まさに急転直下!
ゴッチ式パイルドライバー状態なわけです。

写真でご紹介します。時系列はめちゃくちゃですみません。
 
何がどう変わったのかは実際にご来店して確かめて下さい。

 
 
いよいよオープン。
4月23日、しじみの日。特に意味はない。
しじみに含まれるオルニチンやトリプトファンなどの成分はリラックス効果もあるとかないとか。デトックスや二日酔いに効くとかどうとか。私達サテンも癒す効果はあるかもしれないし、ないかもしれません。
サザエさんでタラちゃんがしじみに付けた名前はジミー。
余談である。

4/21プレオープンは大盛況で、今までの苦労が報われた思いでした。
沢山のお客様にご来店いただき一同嬉しい悲鳴をあげておりました。近隣の方が楽しみにしていてくれて、前日に話したおじさんが30分開くまで待ってくれたり。まさかのオープン待ちでどきどきしました。

近所の小学生が遊びにきてくれたり。街の温かみが感じられました!久々に会う人達との会話も

 
 
嬉しい一日となりました。
本日4/23グランドオープンではどんな気持ちになるのでしょう。
疲れて無の状態でしたらそっとしておいて下さい。

水、緑色の水、茶色の水。

文面にしてみると面白いのだが、三番目の水に関しては人それぞれ感じ方が違うのではないだろうか?
コーヒー、焙じ茶?
それぞれの育ってきた環境で何を連想するかが変わるわけです。
その茶色は甘いですか?苦いですか?

簡単そうにみえる抽出も決まった味はなく変化している。素材が答えを持っている。きっと懐かしい味、未知の味、難しい言葉は要らない。
ただ、浸って下さい。

太”郎
 
 

クラウドファンディング無事に終了致しました。
沢山の方にご支援、御協力頂き、抽出舎二人本当に感謝しております。
少しずついただいたご恩を活動でお返しできればと思います。
何卒よろしくお願い致します。
 
 
 
 
会社紹介について

(株)抽出舎という会社を日本茶の小山和裕さんと共に立ち上げました。
長くバリスタという仕事に従事する中で、海外の模倣ではなく、新たな型を発信して行く必要性を感じ、日本の文化との調和、日常に根差した店作りを目指したいと強く思う様になりました。

日本茶、珈琲など飲料は水を介して抽出されるもの。
生きるには水でよい。人は何故、抽出という工程を経るのだろうか。
抽出とは水に愉しみを与える事、嗜好とは人を時に迷わせ輝かせるもの。

抽出舎では「水と共に愉しみ抽出を哲学する」という理念を掲げ、抽出を行う淹れ手として利を生み出し、継続させていく事を目指していきます。
店舗運営だけでなく、小売、店舗プロデュース、コンサルティング、トレーニング等、多角的に行っていく所存でございます。
 
 
店舗について
茶店、織物を意味する日本茶スタンド「Satén Japanese tea」。サテンには出会いやご縁を紡いでいく事、昔から日本の憩いの場として存在していた茶店(茶屋)を見直し、日本国内だけでなく海外にも新しい型を提案していけたらと思い名付けました。死語では無くカッコいい言葉として世代問わず使って頂けたらと思っています。
日本の古き良きものを見直し発信していけたらと考えています。