「MASAKO's Brooklyn Life」Vol.7 “BROOKLYNのSTREET ART” | cafemagazine

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「MASAKO’s Brooklyn Life」Vol.7 “BROOKLYNのSTREET ART”

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Masako Brooklynmain皆さんこんにちは。お久しぶりです。
ブルックリンのまさこです。

いよいよ夏本番ですね。
ニューヨークもあっつくなってきてますよ!
 

先日はワールドカップファイナルでしたね。
ドイツファンの皆さんおめでとうございます!!
比較的サッカー熱が低いと言われているアメリカでも、
ニューヨークは海外からの移民が多いので、
ワールドカップ期間中はユニフォームを着て応援している
ヨーロピアンなグループをよく見かけました。

スポーツバーも多く、試合の放映をしているバーの店先には
“WORLD CUP”と書かれた大きなバナーが掲げられ、
街のワールドカップ気分を結構盛り上げていましたよ!
 

さて今回は街中に溢れる”Street Art”(ストリート・アート)
についてお話ししたいと思います。

ニューヨークのストリート・アートの代表格と言えばやはり
“Graffiti”(グラフィティ)ですよね。

ニューヨークと聞くと、電車や街中の壁に大きく描かれた
カラフルなグラフィティをまず思い浮かべる方も
少なくないと思います。

“Graffiti”というのは直訳すると”いたずら書き”という意味。
もちろん無断で他人の家やお店の壁にペイントするのは
法律違反で、見つかればポリスに捕まっちゃいます。

グラフィティ以外にも、ニューヨークの街中には
信号機から郵便ポスト、お店の軒先からはたまた地面にまで
沢山の意味不明なステッカーが貼られていますが、
これも実は違法で、不幸にも見つかって捕まってしまうと、
大体半日から1晩留置所に入る事になります。

知らずに日本から持ってきたステッカーをペッタリして
捕まっちゃわないように気を付けてね!
-1グラフィティには何種類かあって、
それはWikipediaを読んで頂ければ分かるので
ここで説明はしませんが、
ブルックリンのストリートで一番良く見かけるのは
“Tagging”(タギング)。

タギングとは自分の名前やメッセージをこっそりと素早く
所構わずペイントして行く行為の事で、
ストリート系のキッズの間では、

“最近こいつを良く見かける”

“いや、あいつもなかなかカバーしているエリアが広いぞ”

などとタギングの主について
友達同士で話したりなんかもします。

ちなみに私の近所で最近よく見かけるのはこの筆記体の”life”。
結構好きです。
MASAKOタギングの他には
“Mural”(ミューラル)と呼ばれるものがあります。

これは直訳すると“壁画”。こちらの方は
壁の所有者と合意の上描かれているケースがほとんどで、
その場合はもちろん違法ではなく、
複数のアーティストによる合作や、
芸術性が高いものが多いです。

下の写真は家のすぐ近所のレストランの壁。
このアーティストは近所の至る所に痕跡を残しています。
MASAKOこちらは最近続々と新しいお店がオープンして、
開発が進んでいるブッシュウィックエリアのグラフィティ。
一つのブロックに下の写真の3倍以上のブラフィティが並ぶ、
今熱い激戦区です。私もほぼ週一で通ってます。
MASAKOグラフィティの他にもストリートにはこのように、
誰かが捨てたゴミに直接デコレーションやペイントしたり、
道ばたのフェンスに直接毛糸を編み込んだ
“Installation Art”(インスタレーション・アート)
と言われるものもあります。

でも設置されてちょっとすると、
すぐに目ざといコレクターに持って行かれるんですけど、
それもまた人気を表すバロメーターで、
毎日ストリートを行ったり来たりする時の
ちょっとした楽しみでもあります。
MASAKOMASAKOこの他にもウィリアムズバーグブリッジの
欄干や高層ビルの壁など、“どうやってこんな所に!!!”と、
考えるだけで背筋がひんやりしてしまう場所にある
命知らずなグラフィティや、
見る者の目を奪う壮大なグラフィティが沢山あるのですが、
ここでは到底紹介しきれず残念です。

皆さんもニューヨークへお越しの際は街を歩き回って、
ぜひお気に入りのStreet Artを探してみてくださいね!
 

-まさこ-