“Special Interview” with NOZOMU AOKI of 「COFFEE FREAK PRODUCTS」 | cafemagazine

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“Special Interview” with NOZOMU AOKI of 「COFFEE FREAK PRODUCTS」

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“コーヒー粕を使って、
生産者・ロースター・バリスタ・消費者
をつなげる輪を作りたい”

  
 
「COFFEE FREAK PRODUCTS」とは
カフェ店舗向けのサービスで、
お客様がコーヒーを飲まれる度に
生まれるコーヒー粕を
「コーヒーグランズ」と呼称し、
ひとつの素材として定義。
コーヒーグランズを用いて
石鹸・キャンドルを製作し、
グランズが生まれた場所
(コーヒーグランズ提供元カフェ店舗)で販売、
一部利益を生産者・生産地に
還元(寄付)するという
今までありそうでなかった
プロジェクト。

今回はそんな素敵な活動をされている
代表の青木望さんにお話を伺います。
本日はよろしくお願いします!!

(青木さん)※以下A
 よろしくお願いします!
 
 
ーCoffee粕を使ったアイテムを
 作っていらっしゃいますが、
 このプロダクトを始めるきっかけを
 教えて下さい。

 
 A: 
 専門学校でデザインの
 勉強をする傍ら、
 カフェでバイトをしていたのですが、
 そこでラテアートに
 ハマってしまいまして、
 練習で大量に出るコーヒー粕を見て
 漠然と何かに使えないものかと
 考えていました。
 
 
ーあら!
 バリスタさんだったのですね!!
 元々コーヒーに縁があったのであれば
 自然な流れですね。

 
 A: 
 そうですね。
 就職を機にカフェは辞めたのですが、
 休みの日は
 ”コーヒー粕を使って何か出来ないか”
 というのをずっと考えていて、
 日常的に使えるアイテムが良いと
 キャンドルと石鹸の試作を
 作り始めました。
 
 
ーいつ頃正式に始動されたのですか?
 
 A: 
 2017年の6月頃です。
 仕事をやりながら
 活動する事も考えましたが、
 やるからには本気で取り組みたい
 というのもあり
 始動にあたって会社を退職しました。
 
 
ー収入の後ろ盾がなくなるって
 かなり勇気がいる事ですよね。
 自分も同じような感じで
 このサイトを始めたので
 良くわかります…
 さて商品に関してですが
 製品化にあたって
 苦労された事はありますか?

 
 A: 
 まず石鹸に関しては、
 「人の肌に触れて問題ないものか?」
 など、
 化粧品として安心して
 お使い頂けるものに
 しなくてはいけないので
 細かい検査を通したり、
 キャンドルに関しても製造工程で
 廃棄物が多く出てしまっては
 このプロダクトの趣旨に反するので、
 その辺も考慮して取り組みました。


 
 
ー世に出す物を商品化するって
 本当に大変ですよね(汗
 それぞれのアイテムについて
 もう少し詳しく教えてもらえますか?

 
 A:  
 それぞれ国内の工房で、
 原料からこだわって
 職人さんがひとつひとつ
 手作りしています。
 使用しているコーヒー粕は、
 色々試行錯誤した結果
 エスプレッソのものが相性がよく、
 ドリップで使用したものは
 現段階では使っていません。

 石鹸に関しては、
 コーヒーグランズが
 天然のスクラブとして
 作用すると同時に、
 オリーブオイルなど
 天然成分を多く含んだ石鹸なので
 安心してお使いになれます。

 キャンドルは、
 コーヒー豆の残り香を
 時間をかけて
 蜜蝋(ミツロウ)に移し、
 環境や人にやさしいソイワックスを
 蜜蝋とコーヒーグランズで
 包み込むように成形します。
 何気ない瞬間にふわっと感じる
 蜜蝋のほのかな甘さと
 さりげないコーヒーの香りを
 楽しむことができます。

 製品化にあたって
 それぞれの工房の職人さんも
 試作の段階から積極的に
 様々な案を出してくださったりと、
 1人で活動している自分にとっては
 とても心強かったです。


 
ー色々な方の様々な想いが
 詰まっていて素敵ですね!!
 ちなみに今現在はどのようなお店で
 購入出来るのでしょうか?

 
 A:  
 このプロダクトは、
 カフェやコーヒーshopの方々と
 コラボする形となりますので、
 賛同頂いた店舗で購入頂けます。
 現状ですと
 今インタヴューの場としても
 ご協力頂いている
 東急東横線多摩川駅から徒歩1分の
 hiff caféさんでは、
 COFFEE FREAK PRODUCTSの
 コーヒー石鹸を販売しており、
 レストルームでは実際に石鹸を
 お試し頂けます。


 
 
ーあらそうなんですね!!
 ではちょっと試してきていいですか?
 …
 …
 確かにグランズが良い感じの
 スクラブ効果として
 機能していますね。
 しかもなんか凄くしっとりしてます。

 
 A: 
 ありがとうございます!!
 hiff cafeさんで製作したのは
 ”ハニーラテ”という石鹸で、
 通常の
 ”石鹸素地+コーヒーグランズ”
 の他に、
 ゴートミルクとはちみつが
 入っているので
 保湿効果も期待出来るかと思います。
 
 

ーパッケージも可愛いですね。
 販売している店名が入っているのが
 凄くいい!!

 
 A: 
 お店で生まれたコーヒー粕は、
 元を辿れば

 農園の方、
 焙煎士、
 バリスタ、
 お客様、

 という、見えない所で
 沢山の方が関わっていて、
 それぞれにストーリーがあり、
 結果として
 最後にコーヒーの出し殻(粕)
 が出るので、
 これは”粕”ではなく
 一つの素材として扱わないといけない
 という想いがありました。
 
 ですので、
 自分達の製品と言うよりは、
 そのお店がなければ
 生まれないモノ(アイテム)
 ですので、
 置いて頂く店舗様には
 パッケージにお店の名前が入る形の
 ”Wネーム”的な見え方で
 納品させて頂いています。


 

ーなるほど。
 コーヒーを骨まで食べ尽くすみたいで
 いいですね。
 しかもみんなが
 HAPPYになるというのも
 最高ですね!!

 
 A:   
 そう言って頂けると嬉しいです!!
 コーヒーも農作物なので
 生産者さんがもちろん存在していて
 微力ながらでも利益の一部を
 生産地・生産者に
 寄付していくことで、
 コーヒーに関わる
 全ての人々がつながる
 輪を作っていけたらと考えています。
 
 

ー本日は素敵なお話を
 ありがとうございました!!

 
 A: 
 こちらこそ
 ありがとうございました!!  
 
 
 
 
※後記

“ストーリーをお客様で
止めるのではなく、
またお客様から
生産者に繋げる為の
一つのツールとして使って頂けたら、
それが今後また
美味しいコーヒーを飲む為の
一つの手助けになれたら最高です!!”

と、最後に爽やかな笑顔で語ってくれた
代表の青木さん。
 

 “ストーリーが価値になる”
 

とはまさにこの事ですね!!

そんな素敵な取り組み
「COFFEE FREAK PRODUCTS」
の詳細は下記リンクから。

是非チェックしてみてください!!
 
 
 
COFFEE FREAK PRODUCTS
http://coffee-freak-products.com/
 

instagram
https://www.instagram.com/coffeefreakproducts/
 
 
Facebook
https://www.facebook.com/Coffee-FREAK-Products-121189138537514/
 

Photography,
Interview & Text : Takashi Inoda 
 
 
取材協力:hiff cafe
http://www.hiff-cafe.com/