Vaughan's TOKYO COFFEE BLOG Vol.6   -Parlour Ekoda- | cafemagazine

Coffee Break

Vaughan’s TOKYO COFFEE BLOG Vol.6   -Parlour Ekoda-

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Vaughan’s
独特の素敵な言葉で綴る、
ヴォーンさんの「TOKYO COFFEE BLOG」の第六弾!

今回ヴォーンさんは、
サンドウィッチやコーヒーを提供するお店、
「パーラー江古田」さんに訪れたようです。

お店を後にしてからの出来事も含めて、
まるでショートフィルムを観ているかのような
感覚に落入る素敵なBlogです♬

Vaughan’s

今朝、僕はある美しい曲を聴いた。
10回ほど繰り返し聴いて、
それから妻と息子にも聴かせた。
その後五人の友人にも。
僕はそういうタイプの人間だ。
お気に入りができたときや、
激しく何かにのめりこんだとき、
口に出さずにはいられなくなる。

さて、ランチタイム。
サンドイッチを食べたい気分。
それで僕はまたここにいる。
この場所を選んだ理由をぜひ紹介させてほしい。

僕の住む東京。
名高いメトロポリス、
冒険と興奮に満ち溢れたこの都市は
ひと時も止まることなく変化し続けている。
そんな日々の中で、僕が求めるのは、
いつも同じ人が集い、
いつでも変わらない定点となるような場所。

ここへ、ようこそ。
パーラー・エコダへ。

その場所で僕は、
パレグリニス・エスプレッソ・バーを思い出した。
こんど君がメルボルンに行くことがあったら、
そこで夕食とコーヒーを楽しめると思う。
大きな心を持った、
小さな1つの家族のような空間がそこにはあるんだ。
そして賭けてもいい。
パレグリニスの名前を持ち出す人は、十中八九、
パレグリクスをそんな風に表現するって。
そこは一種の尊敬を、自然と勝ち得てるんだ。
町一番のパスタを提供し、
お客さんのおなかと心を優しさでいっぱいにする、
まるでみんなの地元みたいな、
そんな場所に対する敬意をね。

パレグリニスやパーラー・エコダのような
世界を訪ねたあと、僕は哲学する。
大きなものがどれだけ大きくなっても、
小さいものの方が
いつだってより大きいともいえるっていう哲学だ。

そう。
この場所は、僕にパレグリニスを思い出させてくれた。
温かく迎え入れてくれる、魅力的な外装。
カウンター・スタイルの内装。
本当の家族のような雰囲気。
そこは小さくて、人々が列をなして入店を待っている。
そこは何より地元の人のためにある。
さあ今から町一番のパスタを、
町一番のサンドウィッチをとりかえっこだ。
そうしたとしても、
パレグリニスとパーラー・エコダはそっくりなんだけど。
あ、それと両方の共通点がもうひとつある。
どちらのお店も、そこに行った日の夜、
僕はいつも最高に美しい夢を見るんだ。

コウジを紹介させてほしい。
彼と会ってから、
ますますそのお店が好きになった。
心からの本音でコウジは話してくれるし、
その考えは誠実そのもの。
それはさわやかな風のようで、
すぐに僕の心を幸せで満たしてくれた。
彼を僕の上司にしたいな。
でなきゃ何かのかたちで彼と関わっていたい。
彼の言葉は生き生きと、
そして力強く僕にぶつかってきたんだ。
僕はそれらに正直でありたい。
だから引用したくないんだ。
でも、以下のことについて語ってくれた。

-パン屋、もしくはカフェを開こうというつもりは全くもってなかったということ。
-でも、ただただ人を幸せにしたいということ。
-自分自身を表現する方法を見つける必要性についてのこと。
-仕事から得る満足感についてのこと。

聞いていて、僕は学ぶことがたくさんあった。
だから、僕自身のやりたい自己表現方法について、
僕も思考をぐるぐる巡らせたんだ。

パーラー・エコダの自己表現は、
サンドウィッチやコーヒーを提供すること。
サンドウィッチの中身は3、4種類の中から選べるけど、
僕は旬野菜のサンドウィッチを注文し続けた。
今日はカボチャとナス。
(ちなみにカバーの写真はフォトグラファーのサンドウィッチ)
そしてパンは、だいたい9種類の中から選ぶことができる。
パンも最高だったな。

出てきたサンドウィッチは、
「食べて!」って叫びながら、
宙返りでもしそうなくらいだ。
一口一口を楽しみながら、
僕はサンドウィッチを残さず平らげる。
注文したフラット・ホワイトを
少しずつ少しずつ味わう。
満足感でいっぱいだ。
そろそろ食べ終わるという頃に、
違う種類のパンをいくつか、
これから会う何人かの友人のために買うことにした。

おなかと心を輝かせながら、
僕は駅に向かって歩を進める。
そして今朝聴いたあの曲を口ずさむ。
egil olsenのfind a way。
花屋の前を通りかかると、
妻のために花を買って帰りたくなった。
すると店の中にいた少女が、僕が歌うのを聞いていて、
僕らは互いに微笑みあった。
「どうしてそんなに嬉しそうなの」と彼女は尋ねた。
「パーラー・エコダに行ってきたところなんだ」と僕。
それに彼女はこう応えたんだ、
「あぁ、だからなのね!」って。
 
 
Translator’s Note

4年前、英会話教室でVaughanと出会ってから、
刺激をジワジワもらってます。
バチバチではないんです。
彼は確かに「これがおすすめだ」とこのブログのように、
自分の気持ち・感覚をシェアする人間だけど、
押しつけがましくないというか、
一方通行ではないというか。
授業も「こういうフレーズを今日はやろうか」という
形式ばったものではなく、
「この前こういうニュースがあったんだけど、あれについてどう思う?」とか、
そういった意見交換の場所になる。
だからジワジワなんです。
彼の姿勢からは確かに自分に無いものを学べるけど、
こちらが「自分」を持っていないかぎり、
それに気づかないで見過ごしているはず。
「僕はこう生きる。じゃあ君は?」と、
彼との楽しいおしゃべりの中に
そんな問いが潜んでいる気がしてなりません。
そんな彼に影響されて、
僕は現在彼が卒業した大学に通っています。
今度は僕がVaughanに刺激を与えられるような
人間になってやる!と息巻いたり、
いなかったりしています(笑)が、何はともあれ、
今回この素敵なブログの翻訳に携われたことにはもちろん、
彼との縁にも、改めてとても感謝しています。
Thank you, Vaughan!

Yuta Tsukagoshi
 
 
 
blog 6
cafe// Parlour Ekoda
barista// Harada-san
station// shin sakuradai eki
machine// la cimbali dosatron m31
beans// horiguchi (original blend)
hours// 8:30-18:00
closed// tuesdays

photography// Akiko Goshi
cover photo text// Mori Tanaka
special thanks to// Rie Nemoto

 
 

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Vaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’sVaughan’s
 
Parlour Ekoda

i just heard this beautiful song this morning
so i listened to it about 10 times on repeat
and then i made my wife and son listen to it
and then i told 5 friends about it
i’m that type of person
i’m very vocal when i love something
i get extremely immersed

it’s lunchtime
and i’m feelin’ like a sandwich
so i’m here again!
and let me tell you why!

my tokyo, a storied metropolis,
full of adventure and excitement
is forever and ever a changin’
during days though,
i need a place to go
just to be where the same people go
just to be where things don’t change

welcome to here
welcome to Parlour Ekoda

it reminds me of Pallegrini’s Espresso Bar
when you go to melbourne next,
you gotta have dinner n’ coffee there
it’s a little family establishment with a big heart
and i would bet you that nine times out of ten that-
people who say the name Pallegrinis,
will then say the word ‘establishment’ in the next sentence
it has naturally gained that kind of respect
they serve the best pasta in town
they fill your tummy and soul with goodness
and it’s like everyone’s local place

after visiting little establishments
like Pallegrinis and Parlour Ekoda
i’m under the philosophy that
no matter how big the big get
the little can always be bigger
little big

so yeah
it reminds me of Pelligrinis
warm welcoming attractive facade
counter style setup
genuine family-like atmosphere
it’s tiny and people queue to get in
it’s all about the locals
now swap the best pasta in town with
the best sandwich in town
and it’s a close match
oh and there’s one more similarity
on nights after being there
i always have the most beautiful dreams

let me introduce you to Koji,
i love the world so much more after meeting him
he speaks from his heart with real feeling
and his thoughts are so genuine
it’s a breath of fresh air
he immediately makes my day
i want him to be my boss,
or related to me somehow
his words continue to hit me with a fresh and heavy tone
i don’t want to do them injustice
so i won’t quote him
but he says stuff along the lines of
-never really planning to open a bakery/cafe
-but just wanting to make people happy
-the need to find a way to express himself
-the satisfaction he gets out of his job
i learn a lot by listening
and reflect on the way i want to express myself in this life

Parlour Ekoda expresses itself by serving you a sandwich and coffee
you choose from 3 or 4 fillings
i continue to choose the seasonal vegetable sandwich
which today was pumpkin and eggplant
(the cover photo is of my photographer’s sandwich)
and then you choose from about 9 types of bread
the bread is exciting

the sandwich comes out
and is almost doing somersaults
screaming “eat me!!!!!”
i eat him up
enjoying every bite
my flat white arrives
i enjoy every sip
i’m very very satisfied
and i’m almost done
finally,
i buy a couple of different loafs for some friends i’m seeing

i’m walking back to the station
my stomach and soul shining
and I sing that song that I listened to this morning
egil olsen’s find a way
i pass the florist
and have an urge to buy my wife flowers
and the girl inside hears me singing
we smile at each other
and she asks “why are you so happy?”
and i say “i’ve just been to parlour ekoda”
and she says “ah, that’s why!”