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今出来ること..

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今、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で様々な経済活動を自粛せざるを得ない状況になってしまっており、私自身も苦しい状況に置かれている立場でもあります。

一部の店舗を除いて、様々なお店が休業を余儀なくされており、私達の大好きなカフェや喫茶店、コーヒーショップなども大きな影響を受けています。

人との接触を避ける為に “不要不急の外出は控える” という事ですと、人とのコミュニティー空間の場でもある「カフェ」という場所は、運営に関して非常に厳しい選択を迫られており、換気やソーシャルディスタンスを徹底しての営業や、テイクアウト、デリバリー、グッズの販売など、様々な試みをSNSなどから拝見する事も増えました。

大好きな「カフェ」に対して私達は一体何が出来るのか…. 

色々考えましたが “不要不急の外出は控える” という強いワードが大きくのしかかってきて中々良い案が浮かびません。

ですので今はお店の情報をチェックし、テイクアウトやグッズの購入などで出来る限りの応援をする。

そして感染が終息し、お店に足を運べるとなった際には、以前よりも多く足を運ぶという事。

ただおそらくここに関しては、意識しなくても以前よりも多くの人が「コーヒーを飲みながら人との交流を楽しむ」という行動に出るのではないかと思っています。

当サイトでも以前書かせて頂きましたが、

視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚といった五感全てを触発し、集まってくる様々な人々と独特の心地よい空気感(雰囲気)によって、第六感をも刺激し「想像を超えた新たなカルチャー」が生まれる予感を感じさせてくれたのが、他でもない「カフェ」という空間です。

2011.3.11の震災の際は、人の外出が減り街が静まり返り、飲食業界も大打撃を受けている中、なぜが売上げが落ちずむしろ人が多く集まった場所として、よく耳にしたのも「カフェ」でしたし、実際に私もその時期によくカフェに出向いていました。

多くの人が不安な気持ちに包まれている中、実際に人と人が直接触れ合う事の出来る、生きて行く上で必要不可欠な「食」を通じたリアルなコミュニケーション空間として、「カフェ」はその役割を担う貴重な存在でもある事をその時強く実感し、このサイトを立上げるきっかけにもなりました。

しかし今はその貴重な役割を担う「カフェ」にも行けないという緊急事態です。

外に出歩く事が少なくなった分、家でスマホなどを見る時間は増えていると思います。カフェが大好きなひとりひとりが、今出来る事で応援をするべく、お店のSNSを是非この機会にチェックしてみてください。

よく通うお店の情報はもちろん、「こんなお店もあったんだ!」「このコーヒー豆買ってみたい!」などの新たな発見もきっとあるはずです。

1日も早く感染が終息し、カフェから沢山の笑顔が生まれる事を願って…


CAFE magazine
Takashi Inoda